東砂ひかりクリニカル整体院-はりきゅう整骨院併設

美容エステ、ファスティングのすすめ

ファスティングとは

ファスティングといっても耳慣れない方もいらっしゃるのではないでしょうか。この言葉は日本語で「断食療法」とか「絶食療法」を意味しています。断食といっても古来から民間療法で取り入れられている『水以外はまったくとらない』というものとは異なります。

今日普及しているファスティングの場合は、実践されている方々の目的や取り組み姿勢において既成の断食とは意味合いがかなり異なっています。

従来の断食は、その目的が主に疾患回復や難病克服におかれ、取り組み方そのものから異なっています。断食は自分に肉体的・精神的に難行苦行を課しながら行うという面が少なからずあるのに対して、ファスティングは非疾患者(健康人)が自ら精神力や集中力をより高めたり、また肉体をより健康な方向へ改善する、あるいはストレス解消や病気予防のために行われています。しかも、ファスティングをする方々は「断食」行為自体を決して苦痛とは受け止めず、むしろ自己の意識を抑制・規制するといった精神訓練の方法として前向きに受け止め行っている方々が多いようです。いわば、健康人がより精神的肉体的に健康になるために行われるのがファスティングなのです。日常的にスポーツジムで精神と肉体を鍛えるような感覚の延長線としてとらえている方々も多いようです。

ここでお勧めするファスティングは、一定の『栄養源』を摂りながら、余分な体脂肪を燃やし、体内に蓄積された有害物質や老廃物を排出して血液循環を改善したり、免疫機能を高め弱体化した組織を再生したり、細胞を正常化するためのものです。

当院で『栄養源』としてお勧めしているのが【大高酵素の植物エキス発酵液】です。

ファスティングの目的

私たちは、日常生活において目に見えない様々なストレスを受けながら暮らしています。その蓄積が体の変調・健康を害する原因になっていることはご承知のとおりです。ではそのストレスをどうすれば取り除くことができるのでしょう。問題は非常に深刻です。

大高酵素は、創業以来80余年の間このテーマを追い求めてきました。

実はその方法の1つがファスティングとはなのです。私たちが日々受けているストレスは、大別すると次の2つにわけることができます。

1つは内的ストレス。そしてもう1つは外的ストレスです。内的ストレスは体の内側、つまり内臓系(特に胃腸に代表される消化器官)が物理的に受けているストレスです。私たちは、毎日食事を通してエネルギー源を摂っています。胃腸は1日も休むことなく常に酷使された状態で働かされています。したがって、内臓にも疲れがたまり、いつも元気な状態ではいられなくなってしまいます。食べ物にもよりますが、その余波として便秘になったり、腸に宿便が溜まったりという現象が起こるわけです。

また、外的ストレスは、私たちの周りの環境から受けるストレスです。例えば、環境汚染から受けるストレス、あるいは紫外線から受ける皮膚の酸化によるストレス。または、仕事上の人間関係から生まれる心因的メンタル(精神)系のストレスなどがあります。やはりこれらも外的な刺激に対して、対抗するためにかなりのエネルギーを使っている理由です。これが疲労の原因であり、ストレスという形で蓄積されます。つまり内的ストレスも外的ストレスもその原因が心因的・肉体的な疲労や疲れの蓄積である理由ですから、そこを取り除いてあげれば改善に導かれるはずです。その方法がファスティングなのです!

ファスティングとは、断食を通した食事療法です。通常の食事ではなく最初方消化済みのものを摂ることによって、胃腸の働きを借りなくてもそのまま吸収されてエネルギーとして代謝することができます。つまり、内臓系を休ませながら(休養を与えながら)普通の生活ができるということです。これにより、今まで蓄えていた疲労が徐々に解消され元気が戻ってきます。それが体全体の活力を生む力に変わり、心因的なメンタル系の疲労を取り除く方向に導いてくれる理由なのです。

こんなにあるファスティングの効果

病気を早く治す…ファスティング中は、食べ物を代謝するために費やされていた体内の莫大なエネルギーが、免疫系と組織を再生するためのプロセスに回されます。そのため弱っていた組織から有害物質が取り除かれるほか、腫瘍やポリープになりかかっていた病的な細胞が正常な細胞に戻るためのチャンスが与えられます。アメリカでは、ガンの治療にファスティングが利用されているほどです。また、ファスティングは、細胞の壊死を食い止め、老化を遅くする効果も発揮します。

臓器を休ませる…胃や十二指腸、大腸、脾臓、肝臓、腎臓は食品に含まれるタンパク質や炭水化物、脂肪の代謝を行います。脂肪の多い食事や食べ過ぎは臓器に負担を与え、代謝物が通過するときに炎症を起こすもとになります。ファスティングをすると、消化器官は休息を与えられ、その分きれいになります。炎症が起きていた組織は再生され、栄養素をよく吸収するようになります。

血液をきれいにする…脂肪の取りすぎやミネラルのアンバランスは、血中のコレステロールを必要以上に増やし、血液の流れを悪くして心臓病や脳卒中などの原因となります。疲れやすい人、冷え性や肩こりなどがある人は要注意です。ファスティングは、血液から余分なコレステロールを取り除き血液をサラサラにするうえ、代謝を活発にします。

肝臓をきれいにする…肝臓は、アルコール・薬・食品添加物・重金属の解毒に働く器官です。加工食品や脂肪の多い食事は肝臓に負担を与え、肝炎や脂肪肝、肝硬変などの病気にかかりやすくなります。ファスティング中に、肝臓に蓄積された有害物質が解毒され、傷んでいた組織が修復されるので、肝機能が正常に回復します。

大腸をきれいにする…大腸は、食物の残りカスや老廃物が通過する最終コーナーです。脂肪の多すぎる食事やストレスなどによって便秘がちになり、排出物が大腸に溜まったままになっていると、活性を失った細胞や老廃物が固まって、腸壁にこびりついてしまいます。これが宿便で、大腸ガンや過敏性腸症候群、痔などが起こりやすくなります。ファスティングは、宿便を取り除いてくれます。ファスティング後は脂肪が少なく、食物繊維が豊富な食生活を心がけることで、腸の健康を守ることができるのです。

理想の体重を保つ…ファスティングは単なるダイエットではなく、汚染された体をきれいにする方法です。ですから、食生活を改善せず体重だけ減らそうとしてもあまり意味がありません。肥満とは皮下脂肪や体脂肪率が多すぎる状態のことです。たとえ適正体重であっても、体脂肪率が高い人は「隠れ肥満」と言えます。ファスティングは、成人病の原因となる体脂肪を燃焼させて代謝を活発にし、本当の意味での理想的な体重を実現します。

毒物を排出する…私たちの体には、化学物質・重金属・薬物など、正常な代謝の妨げとなる有害物質が想像以上に蓄積しています。神経系・免疫系・内分泌系などが有害物質の影響を受けやすく、痴呆・自閉症・てんかん・アレルギー・糖尿病・自律神経失調症などの原因となります。これら有害物質は脂肪に蓄積しやすく、ファスティングによって脂肪が少なくなると、有害物質の排出が促進されます。そのため、組織の働きが正常になり、さまざまな病気からの回復も早くなるのです。

感覚を鋭敏にする…ファスティング後は、舌を覆っていた老廃物や化学物質のカスが取れて、食べ物の味がはっきりと分かるようになります。味覚だけでなく、視覚・聴覚などの五感や感性が研ぎ澄まされ、心の状態も穏やかで清澄なものになります。これらはそれだけ体が健康になったことを示しています。

呼吸をきれいにする…大気汚染やタバコの煙などで、私たちの肺は相当ダメージを受けています。ファスティング中、体内のエネルギーが肺の細胞を修復するプロセスに費やされ、肺がきれいになります。呼吸がスムーズになり、体全体への酸素の供給もスムーズになって各細胞のエネルギーを生み出す力がより強くなります。

免疫力を高める…臓器が休まると、白血球が活発化し、感染やガン細胞の増殖を抑える働きをします。またファスティングは、化学物質や重金属を解毒し、消化を正常にするのでアレルギーの緩和にも役立ちます。アレルギーは消化が不完全な場合に起こりやすくなるので、胃腸の状態を改善するファスティングが特に有効です。